世間ではまったくもってダメとか、コロナ環境下での配慮が反映されてるから評価するとか、組織委員会とか電通が中抜きしまくったから簡素になってしまったとか、色々と話題になった東京オリンピック2020の開会式ですが、自分としてはインテル製のドローンショーが見られて一定の満足感を得られました。
翌日のニュース記事では、驚愕の日本の技術力!とか書かれている記事を見かけたりもしましたがアレどう考えてもIntel製のshooting starっていうショーパフォーマンス用のドローン使ってましたよね。
確かピョンチャンオリンピックでも使われてて、その時も話題になってたはずですよね。
で、Intelのshooting starのスペックが気になったので早速調べてみました。
以下、インテルのファクトシートからの抜粋です。
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インテル® Shooting StarTM ドローンが空を彩る
インテルのドローン・ライトショーは、ドローン技術の素晴らしさを活かし、アートとサイエンスを融合させた、まったく新しい形のナイトディスプレイとエンターテインメントです。ダイナミックな3Dアニメーションと鮮やかな色の組み合わせにより、インテル・シューティングスター・ドローンは、夜空を彩る光のピクセルとなり、素晴らしい体験を提供します。
音楽に合わせた振り付けや、他のライブ・エンターテイメントとの融合も可能で、あらかじめプログラムされた数百台、数千台のインテル・シューティング・スター・ドローンによるドローン・ライト・ショーは、観客を魅了すること間違いなしです。
インテルのシューティングスター・ドローンは、平昌冬季オリンピック2018をはじめとする主要な国のスポーツイベント、音楽フェスティバル、国の文化的な祭典、主要なテーマパークなど、世界最大級のステージでパフォーマンスを行ってきました。さらに、インテルの受賞歴のあるドローンライトショーは、新製品の紹介のための壮大なローンチイベントや、大規模開発や新しい不動産のグランドオープンを祝うイベントに貢献してきました。インテルのドローン・ライトショーは、Themed Entertainment Association、Clio Awards、Cannes Lions Awards、The Andy’sなどの団体から、その創造性の高さと革新性を認められ、表彰されています。
空に浮かぶその美しさは、パフォーマティブ・アートワークとみなされています。次世代プレミアムドローンは、明るく、速く、位置精度が向上し、より鮮明なアニメーションを実現しています。また、4つのLEDを搭載して輝度を高めたことで、都市部など周囲の光が多い環境にも対応しています。また、耐風性も向上しているため、空域と地上のスペースが少なくて済みます。

スタンダードショータイム :11分
LEDの数 :4
WIND TOLERANCE :UP TO 11 M/S
ミニマムエアフィールド:442 SQ M
重量:340グラム
チャージタイム:30分以上
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11分フライトできて、風速11Mでも位置がビタビタに固定できて、機体の重量は340gな機体ってなかなかすごいですね。軽いのに風に流されないスペックっていうのが特にすごい。なるほど、開会式はこれを使ったのかぁと思っていたところ、東京オリンピックの開会式で使ったのは、プレミアムドローンではなく、従来型のクラシックドローンだそうで、クラシックのスペックは以下のようです。
スタンダードショータイム :8分
LEDの数 :1
WIND TOLERANCE :UP TO 7M/S
ミニマムエアフィールド:1,127SQ M
重量:310グラム
チャージタイム:60分以上
ええーめっちゃスペック低い。。。
これじゃ天候次第じゃフライトできない可能性もあったし、あのショーの時間もギリギリの飛行時間でやった訳ですね。フライトに必要な空間サイズも旧型の方は十分な広さが必要だし、新型だったらもっと明るくてショーの時間も長くできた訳ですよね!
スペックがわかってしまうと、残念だけど手抜き感が否めないですね。。本番リハで種目のピクトグラムをドローンで投影するのを試していたようですが、旧型だとフライト時間の確保に課題があるから本番ではやらなかったという可能性もありますね。新型の方を使っていたらもっと色々見れたんだろうなぁ。。お金の使い方ってほんとに大事ですね。。
巷ではドローンを使ったピザの配送とか、荷物の配送とかの用途の可能性を探ってる企業が多いですが重い荷物を運ぶようなペイロードの高い機体を追求しても、風が強かったり、雨が降ったらフライトできないですしヤワすぎるので、ショー用の機体に参入する企業が増えてもいい気がしますね。荷物を運ぶなら陸送で自動運転の方がどう考えても安全だし、天候を気にしなくてもいいですもんねー
ドローンのスペックを調べたら、開会式の予算逼迫感がなんとなく読み取れて少し見え方が変わってしまいました。。